TOEFL 私のListening対策

TOEFL受験の概要については下の記事にまとめてありますので、そちらをご参照ください。

 

kotoba-chz.hatenablog.com

 

この記事では、Listening対策について別途まとめます。

 

結果

Listeningは30点中30点でした。解きながらも「お、聞けてる聞けてる」という実感はありましたが、いくつか不安な問題もありましたし、満点とは思いませんでした。

私の勉強法

使った教材は以下のとおりですが、手近な図書館にあったものを借りたので、新形式に対応していない物が多かったです。

  • 毎日ミニ模試TOEFLテストiBTリスニング(テイエス企画)
  • 10日間集中 TOEFL iBTテスト スコアアップ大特訓 (アスク出版)

実は、受けようと思い立ってすぐに解いた模試でListening正答率が92%で、聞き取りにもほぼ難がなかったため、初めはあまり対策していませんでした。

他の模試を解いたりIntegrated Taskをこなしたりしているうちに聞き取りが難しくなり、問題集によっては正答率がぐんぐん下がっていき、時には半分ぐらいになりました。ようやく危機感を感じて、問題集を借りてきました。

 

私の場合、何もかも聞き取れないということはなかったので、自分の苦手に注力して対策しました。主に2点です。

  • 知らない単語は一つ一つ覚える。
  • 単語は知っているのに聞き取れなかった部分は自分で発音してみる。

リスニング問題を解く

→丸付けする

スクリプトを横に置きながらもう一度音声を聞いて、聞き取れない部分があったらスクリプトを見、上記2点を確かめる

→内容が全部わかったら問題の解説を読む。

といった感じで進めていきました。内容が全部わかれば、解けない問題はほとんどない.....と思っていましたが、「意図」の問題なんかは意外とそうでもなくて困りました。発言を聞き、教授の意図はなんですか、と問う問題ですね。

これはいちいち立ち止まって、なぜわからなかったのかを考えました。すると、Speakingの記事でも少し述べますが、「日本とアメリカの文化の違い」から来ていることがちょくちょくありました。

たとえば日本の学校で授業を受けてくると、「授業中に当てられてもない学生が急に話したり答えたりするのはおかしい」とか「そんなことで教授室を訪ねるのはおかしい」とか勝手に思ってしまいがちです。そういうことは逐一調べて、アメリカではこうなんだ、と確かめました。

そして、そうやっても納得できないものは、出題者と馬が合わなかったんだと思って諦めました。公式ではない問題集ならなおさらです。

 

メモの難しさ

ある程度リスニング力が上がってくると、次のハードルはメモの取り方ではないでしょうか。「TOEFL メモ」で検索すると実際のメモ例を公開してくれているページも見つかります。また参考書によってはメモ例を載せているものもあります。

それらを参考にしながら、自分の癖や特性に合わせてメモをするようにしました。

たとえば私は、メモに集中しすぎてリスニングに集中できなくなってしまうことがよくありました。メモにはいくつも単語が並び、しかしその単語が何だったのかは聞いていないという感じ。

そしてある日、思い立ちました。

 

メモってしなくてもいいんじゃない?

 

というのも、頑張ってメモしまくっていたにも関わらず、問題を解いているときにメモを参照したのはほんの数回、1パッセージにつき1回程度だったからです。

そんなわけで、何回か実践してみました。メモを一切取らずにリスニングに集中し、記憶だけを頼りに問題を解いてみたのです。

するとどうでしょう。

 

まあまあ解けました。

 

あんまり劇的な結果ではないんですが、まあまあ、解けました。満点は取れませんでした。

細かい内容が必要なもの、たとえば年号や細かい地名、例が列挙されて混乱するような問題のときは、やはりうまく解けませんでした。

ここから全く方針を転換してしまって、まずマインドセットを「メモしなくてもまあまあとれる」に切り替えました。そして「リスニングを邪魔しない範囲でメモを取る」と決めました。

例えば列挙している中でもリスニングがゆっくりなときは、十分にメモを取れます。また、文と文の切れ目が長いときもそこそこメモを取る時間があります。

そういう隙間にメモを取ることにして、絶えずメモするのはやめにしました。大まかな流れはどうせ覚えているし。

というわけで私はこの方針に転換しました。参考書の中には自分に合わないコツも書いてあります。例えば「略語でメモを取れ」と書いている参考書はよく見ましたが、単語の最初2文字とかをメモしても何の単語だったのか私は全然思い出せず、そんなことなら書かないほうがマシ、という感じでしたし。

めちゃめちゃメモを取る、固有名詞だけメモを取る、何も書かないなど、極端な方法を試しながら自分の記憶のクセに合った方法をぜひ見つけてみてください。